前職はうだつのあがらない底辺保険営業&窓口対応、現在はwebデザイナーの正社員をしています。
こんなお悩みをお持ちの方のための記事を用意しました!
この記事で紹介する「6つの方法」を実践すれば、未経験者でも30代以上の方でも、正社員のwebデザイナーとして転職できますよ!
なぜなら、実際に私もこの方法で40代でも未経験からwebデザイナーとして転職できたからです。
記事前半では未経験からwebデザイナーになるために必要なことについて、後半ではwebデザイナー転職に成功するコツを解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!
※「スキルはもうある。すぐにwebデザイナー転職に成功するコツをについて知りたい!」という方は、「スキルを身につけたら転職活動開始しよう!」へどうぞ!
未経験からwebデザイナーに転職する方法
未経験から、WEBデザイナーになりたいのであれば、ざっくりいうと以下の2つに大別されます。
- WEBデザイナーに必要なスキルを勉強する
- 転職活動・就職活動をする
ではまずは、未経験でもWEBデザイナーになるために必要なスキルについて、お話していきますね。
未経験からwebデザイナーになるために必要なスキル5つ
1.デザイン力
デザイン力=知識。「私にはセンスがないから~」と思ってあきらめていませんか?デザインの基礎原則を学ぶことでデザインの力が身に付きます。
2.Photoshop・Illustratorを使う能力
これは必須だと思います。先輩や同僚が作ったPSやAiデータを修正する仕事も多いので使えないと仕事にならないし、会社もこれらを一から新人に教える余裕はありませんので、転職するなら必須条件と思ってください。
3.HTML/CSSやJavaScriptなどのコーディングスキル
WEBサイトを作るにはHTML/CSS、JavaScript(JQuery)などコーディングの知識も必要となります。基礎だけでも押さえておかないと入社してから大変です。イラレやフォトショの操作とおなじく、会社でコーディングの研修などはありません。
実際、わたしの同期はこれでめちゃくちゃ苦労しています。
4.Webマーケティングの知識
webで商品を売るためのスキル。
DTPデザイナーだと求められませんがWEBデザイナーの場合、求められることも。
メルカリやヤフオクなどの販売経験があれば武器になります。
5.web会議ツール、タスク管理ツール
zoomやスプレッドシート、Chatwork、Backlogなどは業務上よく使います。入社前に慣れておくと強いです。
MicrosoftのOfficeソフト(Word、Excel、PWP)も求人情報の採用条件に書いていなくても「使えて当たり前」だと思われていますのでoffice系ソフトは応用までできるようになっておいてください。
【WEBデザイナーに必要なスキルを勉強する方法4つ】
1.デザインスクールに通いデザインスキルやWEB系に必要な知識を習得する
最近はオンラインで受講できるスクールも多く見受けられます。独学よりは費用がかかりますが、30代、40代は20代以下の方に比べていかに効率よく、短期でスキルを身につけるかにかかっているのでスクール一択だと思います。
■おすすめデザインスクール
わたしはちなみに、4つめのWEBデザインスクールとオンラインサロンを掛け合わせたような「本気のパソコン塾」でデザインやコーディング、クラウドソーシングサイトの使い方、WordPressの基本など学びました。
こちらはサブスク制なのでお財布にも優しいです。追加料金なしでWEBプログラミングについても学べるのが嬉しいところ。Facebookのクローズドなコミュニティで同じ塾生に相談したり、情報を共有したりも。
2.職業訓練に通ってデザインスキルを身につける
雇用期間の加入期間によっては、失業保険をもらいながらデザインやコーディングの勉強ができるという天国のような方法です(笑)
経済的に余裕ない方向け。テキスト代などは自己負担なことが多いです。
また、最大の利点は転職相談、履歴書・職務経歴書添削を受けられることだと思います。自分の適性を知ることもできます。
デメリットとしては、
- 教える内容が古い
- 講師がWEBデザイナーの経験がない
という可能性があります。説明会の際に、講師の経歴など確認しましょう。
わたしも転職直前まで職業訓練に通っていましたが、デザイン系ではなく、Microsoft-Office+HTML/CSS+VBAを学べる教室でした。
入りたい時期に6か月以上通所できるWEBデザイン系がなかったのです。デザインあんまり関係なくね?と思うかもしれませんが、これがどうして今の会社でかなり役に立っているのです。
なぜなら、今のデザインの仕事の業務の一部にExcel、Word、PowerPointを使う業務が結構な割合を占めているからです。クライアントへの売上報告のデータ作成はデザイナーもやらなければなりません。Googleスプレッドシートも使いますが、Excelとほぼ大差ないので、Excel得意な方はほぼ勝者です!笑
ちなみに、失業保険もらえないけど受けられる職業訓練もありまして、3か月のWEBデザイン講座はまあ、あったのですが……チラシデザインがダサすぎて不安を覚えて選択肢から外しました。それに範囲の広いWebデザインを学ぶには3か月は短すぎます。
3.独学(書籍・動画・サイト)で勉強してデザインスキルを身につける
学生さんや主婦、低収入でお金がない、地方でデザイン系の職業訓練もない、という方におすすめ。
結論から言うと、本や動画などで独学してwebデザイナーになることは不可能ではありません。以下にすぐ学習にとりかかれる動画、サイトを紹介します。
実際に私が使っていたものなので、ある程度再現性はあるかと。
※おすすめの本についてはありすぎるので、別の記事でご紹介します。
▼動画学習したい方向け
:動画学習のプラットフォーム。セール時期だと通常2万くらいの動画講座が1200円ほどで購入できます。わたしはこれでillustrator、コーディングの講座を受けました。これやってなかったらイラレ使えないままだったかも。
▼HTML/CSSを学べる学習サイト(無料版・有料版あり)
ちなみにわたしは全部やりました。それぞれ特色が違うので全部やってみて、自分に合いそうなサイトをがっつりやる、くらいでいいと思います。有料と言っても1000円くらいなのでコスパ最強です!
4.WEBデザインに特化したオンラインサロンに加入
最近はSNSを中心に流行っていますね。サブスク制と買い切り型があります。現役デザイナーが複数いて、相談・デザイン添削可能なサロンがおすすめです。
5.バナー模写を毎日つづける
1~4のいずれかで、Photoshopやillustratorの操作になれたら、「バナー模写」をします。バナー模写はお手本を横に並べて、そっくりそのまま同じように作ることです。
お手本となるバナー検索はPintarestやバナーライブラリーなどがおすすめです。
最初は難しいと思うので文字のみのバナーやトレスでもよきです。
30枚ほどやるとデザインの引き出しが増えるかと。
スキルを身につけたら実績づくり&転職活動開始しよう!
さてここからは、いよいよ実績を作り、就職活動をするターンです。
厳しい現実ですが、美大卒の新卒でもない限り、
「illustratorとPhotoshop操作できます」
だけではwebデザイナーとして就職できません。
実績作りをしながら、転職活動を進めていきます。
「実績作りって何をすればいいの?」
1.自営業をやっている友人、知人、親類などのwebサイトを作らせてもらう
もちろんwixなどのノーコードではなく、自分でコーディング、バナーなども自作します。
周りにそういう人がいなければ、架空の美容室、居酒屋などのサイトを作ってみましょう。
2.クラウドソーシングを使ってデザインの仕事経験を積む
実務経験を積むのは、必ずしも正社員のデザイナー職で働くだけでなく、クラウドソーシングでバナーやロゴの作成も実務経験になります。一通りデザインの勉強が終わったら、登録しておきましょう!
できればバナーなどのコンペに30件ほど参加しましょう。
なかなか採用されませんが、凹む必要も暇もありません。期間が終了したら、採用されたデザインをひたすら模写します。何度も模写を重ねていくうちに、デザインの引き出しが増えていきます。
就職活動を開始しよう!
スキルを身につけたら、転職活動を開始します。
転職エージェントやサイトを利用して転職する
ここでは、どんな企業がどんな条件でwebデザイナーを募集しているのかをしっかりチェックします。アプリならスキマ時間にチェックできるので、ダウンロードしておき、3社ほどエントリーしておきましょう。
デザインアシスタントとして就職する、アルバイトとして入社する
実務経験を積むためにバイトやデザインアシスタント、事務として制作会社に潜り込むのもあり!私の職場の先輩の一人も、前職はアルバイトでした。今の会社ではチーフデザイナーとして活躍しています。
ハローワークで面接申込をする
ハローワークで相談する利点は紹介状をもらい、面接申込をハローワークが入れてくれるので自分で電話する手間が省けることです。
コミュ障にはありがたいサービスですよね。
また、何人の人が応募しているのか、経験者のみしか取らない企業か、未経験でも採用するところかなど教えてもらえます。
何を隠そうわたしが就職したのはこの方法です(コミュ障)。
転職活動の際に必要なものは?
履歴書・職務経歴書
これは当然と言えば当然ですが、webデザイナー転職でも必要です。
職務経歴書では、できる限りデザインやweb、IT、パソコン業務に寄せた経歴を書きましょう。趣味やどこでデザインを学んだかなども書いておきます。実務経験ではなくてもweb業務につながることも。
ポートフォリオ(作品集)
ポートフォリオの作り方は?
ポートフォリオとは、「自分はこういうwebデザイン作れますよ」とアピールする作品集のことです。WEBと紙両方用意しましょう。
なぜなら、職務経歴書などにサイトURLを載せていても見ていない採用担当者もいるからです。私の場合、ポートフォリオサイトと、同じ内容をA4サイズに印刷して応募しました。サイトをそのまま印刷するのでもOK。
何を載せればいい?
・自作のバナーやヘッダー画像、アイコン、イラスト、ロゴ、WEBデザインなどPhotoshopやillustratorで作成したものは何でも。ただし模写はNGです。
ばれないと思いました?残念、ばれてます!笑
お店をやっている知人がいれば、ロゴやサイトを作らせてもらって、それを載せるのも立派な実績となります。
または架空の飲食店やクリニックのサイトを作ってみるのでもいいかも。
ポートフォリオサイトを作るためのノーコードのWEBサイト作成ツールなどもありますが、できればHTML/CSSの勉強をしてきたのですから、その総復習として、バナーなども自作し、ページもHTML/CSSで作成してみましょう。
もちろん、サーバーを契約してページをアップロードして誰でも見られる状態にしておいてくださいね!
未経験からwebデザイナー求人に応募する際の注意点2つ
転職活動を始めるにあたって、注意点が2つ。
みなし残業には注意!
1つめは、「みなし残業〇時間」という部分があったら注意。残業手当が給与に含まれているのでどんなに残業しても低収入から抜け出せません。
私が勤務しているところは、残業してもしなくても給料にみなし残業3万円が基本給にプラスされて支給されています。月26時間以上の残業は許されていないので残業で稼ぐということもできません。WEB系の割には珍しく残業が少ない会社だと思います。
条件に書いていない業務もあることを覚悟しておこう
WEBデザイナー職の条件には、書いてなくてもやらなくてはいけない業務も少なからず発生します。電話や接客対応、議事録の作成、会議室の予約、買い出しなど。
スキルとしても前述しましたがWord、Excel、パワポも必要です。デザインだけしていればいいというものではない会社もあるという現実も把握しておきましょう。
よくある質問
1.デザインの勉強する時間を確保するには?
WEBデザイナーを目指して勉強はじめるぞ!と決意したものの、「なかなか勉強する時間が取れない……」と思っている方はいませんか?
日中は仕事や学校があって…帰宅したら疲れてはかどらない。
夜勉強するのはおすすめしません。なぜなら仕事や学校の勉強で疲れて集中できるわけがないからです。そのうちモチベーションが落ちてきます。個人的には、モチベーションが必要なことは続かないと思っています。
私の場合は前職中、朝活を始めました。5時半~6時くらいに起きて1時間はデザインやコーディングの勉強に当てていました。起きたばっかりなので脳もさえているし、集中することができます。この習慣は職業訓練通学中も続けました。
2.デザインの勉強を継続するコツ
勉強の範囲が広いWEBデザインの勉強をするには、毎日のルーティンにするしかありません。ルーティンは毎日必ずやること・習慣のこと。
歯磨きや入浴と同じように「やらないと気持ち悪い」と思うくらいに毎日つづけることです。毎日やっていると、モチベーションが要らなくなってきます。
最初は「起きたらパソコンをつける」だけでもいいのです。
5分だけデザインの本を読む、など小さく始めてみましょう。
不思議と「5分だけと思っていたけど、もうちょっと読んでみようか」と段々学習する時間が増えていきます。
3.諦めようかな、と思ってしまったときは
それでも挫けそうなときは、初心に立ち止まって「そもそもなんでWEBデザイナーになりたいと思っていたんだっけ?」と考えてみましょう。
SNSをされている方であれば、同じ頃にWEBデザインの勉強を始めたアカウントを見てみてください。結構な確率であなたより先に挫折していなくなっています。
結論、続けたもの勝ちなのです。色んな敏腕経営者が成功している理由はいたってシンプル。それを諦めなかっただけのことです。
無料ツールじゃだめ?Photoshopやillustratorが必要? Adbe税が重すぎる。
CanvaやFigmaなど無料ツールでもデザインはできますが、webデザイナーとして転職するならPhotoshopとillustratorを相応に使えないと相手にされません。
条件にもほぼこの2つのソフトの習得が書かれているはずです。必要経費だと割り切りましょう。
ぜひ、この記事を参考にしていただき、webデザイナーへの転職をさせてくださいね!応援しています。
このブログでは今後もwebデザイナーに転職したい方のための記事を書いていきます。次回もぜひお楽しみに。
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